レターズアルパック

Letters arpak
   
215号(2019年5月号)今、こんな仕事をしています

「日本遺産シンポジウム 家康決死の逃避行―影で支えた伊賀・甲賀の忍者たち―」を開催しました


「忍者の日」(2月22日)の翌日にあたる平成31年2月23日(土)、滋賀県甲賀市で「日本遺産シンポジウム」が開催されました(当社及び日本旅行草津支店が協業で事務局を行いました)。

 「忍者の日」(2月22日)の翌日にあたる平成31年2月23日(土)、滋賀県甲賀市で「日本遺産シンポジウム」が開催されました(当社及び日本旅行草津支店が協業で事務局を行いました)。
 忍者の発祥地である伊賀市・甲賀市は、平成29年に「忍びの里 伊賀・甲賀|リアル忍者を求めて|」として日本遺産に認定され、本シンポジウムはその普及啓発を目的としたものです。
 当日は、「忍びの里」のテーマのひとつである「神君伊賀甲賀越え」にスポットを当て、藤田達生 三重大学教育学部教授の基調講演「忍びの国と神君伊賀・甲賀越え」では、伊賀市・甲賀市が「忍びの国」となった背景や、関係史料に基づく神君伊賀・甲賀越えの3ルートについてご紹介いただき、その歴史や魅力などをご講演いただきました。続いて藤田教授と、『のぼうの城』『村上海賊の娘』で知られる小説家 和田竜先生の基調対談「『忍びの国』の魅力」が行われ、天正伊賀の乱を題材とした和田竜先生の作品「忍びの国」を中心に、伊賀忍者・甲賀忍者の魅力等について話が盛り上がりました。
 最後に地元の観光関係者等が登壇し、神君伊賀甲賀越えの観光ルートとしての魅力等について、パネルディスカッションが行われました。
 当日は甲賀市・伊賀市の市民を中心に、400名以上の方々にご参加いただきました。日本遺産や文化財を活用した観光振興は、その専門性から困難さが指摘されますが、多様な切り口と想像力で、ワクワクする物語を描けることをシンポジウムで紹介いただきました。この成果を今後の取組につなげていきたいと思います。

藤田達生教授と和田竜先生の対談

地域産業イノベーショングループ/江藤慎介

215号(2019年5月号)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ