レターズアルパック

Letters arpak
215号(2019年5月号)特集「旅」

鉄分補給の旅の楽しみ


JRの1駅分の切符で関西一円をぐるりと乗車できる旅をご存じでしょうか。20年ほど前、「JR大回り乗車の旅」の新聞記事を見た母に誘われて、一緒にチャレンジしたのが始まりで、以来、運行ルート表とお気に入りの書籍を片手に友人と一緒、または一人で旅を楽しんでいます。ルートは、主に「和歌山・奈良」、「滋賀」の2つを利用しています(いずれも京都駅乗車、東福寺駅下車)。

 JRの1駅分の切符で関西一円をぐるりと乗車できる旅をご存じでしょうか。20年ほど前、「JR大回り乗車の旅」の新聞記事を見た母に誘われて、一緒にチャレンジしたのが始まりで、以来、運行ルート表とお気に入りの書籍を片手に友人と一緒、または一人で旅を楽しんでいます。ルートは、主に「和歌山・奈良」、「滋賀」の2つを利用しています(いずれも京都駅乗車、東福寺駅下車)。

■和歌山・奈良まわり:京都~新大阪~大阪~天王寺~和歌山~五条~高田~桜井~奈良~木津~東福寺
■滋賀まわり:京都~山科から近江塩津~米原~草津~柘植~加茂~木津~東福寺

 この大回り乗車の旅、違法ではありません。「大都市近郊区間特例制度」を活用して、次のルールで回れます。
(1)大都市近郊区間内で利用(乗る駅と降りる駅も同様)、(2)普通乗車券と普通回数乗車券で乗車する、(3)途中下車はできない、(4)経路は自由であるが同じ駅を重複できない。などなど
 乗車には、ICカードを利用すると時間制限があるので、切符がお薦めです。また、運行ルート表は、駅員さんに聞かれた場合、「大回り乗車」の説明のために用意しておきます。初めて乗る路線や車窓の風景は格別で、たった140円でのんびりと贅沢な旅を楽しむことができます。もちろんご当地駅弁も楽しみの一つです。
 さて、大都市近郊区間は、東京、新潟、仙台、福岡にもあります。行くまでの交通費がかかるので実行に移せていませんが、東京では1都6県の旅ができるそうで、想像するだけでわくわくしてきます。いつかチャレンジしようと思っています。鉄子の道は、まだまだ続きます。

企画政策推進室/中村孝子

215号(2019年5月号)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ