レターズアルパック
Letters arpak3D都市モデルを活用した景観デザインワークショップを開催しました!
板橋区赤塚四・五丁目地区(以下、赤塚地区)の景観まちづくりについて、レターズでここ最近シリーズ化しておりますが、地域住民の勉強会「フムフムあかつかPROJECT」第6弾、3D都市モデルを活用した景観デザインワークショップを開催しました。3Dツール〝torinome〟を活用し、崖線や斜面地等、赤塚地区が有する特徴的な地形にうまく馴染むような建物デザインを3D都市モデルで再現しながら、赤塚地区にふさわしい景観ルール(建物の色彩・配置・高さ・外構等)について意見交換を行いました。
板橋区赤塚四・五丁目地区(以下、赤塚地区)の景観まちづくりについて、レターズでここ最近シリーズ化しておりますが、地域住民の勉強会「フムフムあかつかPROJECT」第6弾、3D都市モデルを活用した景観デザインワークショップを開催しました。
3Dツール〝torinome〟を活用し、崖線や斜面地等、赤塚地区が有する特徴的な地形にうまく馴染むような建物デザインを3D都市モデルで再現しながら、赤塚地区にふさわしい景観ルール(建物の色彩・配置・高さ・外構等)について意見交換を行いました。
ワークショップの中では、「派手な外壁色だと崖線の緑に目がいかない」、「長大な壁面だと圧迫感を感じる」、「石積擁壁がそりゃ良いが値段が高すぎる!」等、参加者全員で3D都市モデルを見ながら、あれやこれやと様々な意見が出てきました。
昨年度は、アナログ的にイラストでまちなみを再現し、ふさわしい建物デザインのアイデアを出し合いましたが、今回は3D都市モデルの活用により、理解が難しい地域の景観について、参加者の想像力を掻き立てながら、よりリアルに即した意見交換ができたかと思います。
一方で、3Dモデルの再現性の問題(石積がリアルじゃない等(笑))や運用上の問題(操作には一定のスキルが必要、参加者が自由に触りながら実施できるとアイデアも活発化するか)といった、ワークショップツールとしての課題も見えてきたのかとも個人的に思います。3D都市モデルを活用した直感的理解のサポートにより、質の高い地域住民の意見・アイデアの吸い上げや、市民参加の促進等に向けて、試行錯誤を重ねながら使いこなしていければと思います。
都市・地域プランニンググループ 竹中健起
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