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242号(2023年11月号)特集「シェア」

播州織産地の魅力をシェアする播博


私は「シェア」という言葉にどちらかというと「分ける、分割」という印象を強く持っていましたが、最近は「カーシェア」や「シェアハウス」といった言葉も普及しましたし、「その写真シェアして」といった言葉を耳にする機会も増えました。そこには、「共有する、ともに、友達同士仲良し」という意味が多分に含まれているような、分割とはちょっと違うポジティブなニュアンスを感じます。

 私は「シェア」という言葉にどちらかというと「分ける、分割」という印象を強く持っていましたが、最近は「カーシェア」や「シェアハウス」といった言葉も普及しましたし、「その写真シェアして」といった言葉を耳にする機会も増えました。そこには、「共有する、ともに、友達同士仲良し」という意味が多分に含まれているような、分割とはちょっと違うポジティブなニュアンスを感じます。
 私が関わっている西脇市・多可町における「播博(ばんぱく)」(播州織産地博覧会の略称)は、街の中心部に点在する空き家、空き店舗、空き地を「生地マルシェ」の会場に生まれ変わらせるイベントです。生地の産地で、生地の生産者と消費者を結びつけファンを作っていく取組で、毎年1回、初夏の季節に開催しています。平たく言えば「空き空間の利活用」ですが、最近は播博の効果もあってか、空き家空き店舗が減少し出展場所探しに苦労するという嬉しい悲鳴も。そうした中、露天駐車場や土日お休みの事務所や診療所等の駐車場をお借りするケースも増えました。つまり、駐車場を時間によって別の機能で「シェア」させていただいています。所有者様のまちづくりへの理解と応援があってこそなので、ここにも「ともに」というニュアンスを重ねることができます。そう理解すると「シェア」って、友達の輪が広がるような、とても意義深い感じがしてきます。

生産者のプライドと底力が発揮される 生地マルシェは迫力満点

生産者のプライドと底力が発揮される生地マルシェは迫力満点

駐車場が生地マルシェになり かつての賑わいを取り戻します

駐車場が生地マルシェになりかつての賑わいを取り戻します


 今年はコロナ明けの6月4日に第4回播博を開催したところ、約8千人もの方々にご来場いただき、大成功を収めました。播州織産地への多くの人の想いが「シェア」されたと思うと喜びもひとしおです。
 さて、もう一つの「シェア」。「播州織」の一番の特徴は、糸を先に染め、染め上った糸で柄を織る「先染織物」という手法です。播州織は、国内先染織物の70パーセント以上の「シェア」を占めています。実は一大産地なんです!来年の初夏に開催予定の第5回播博へも是非お越しください。一大産地の魅力や底力をそして街への想いも「シェア」しましょう。

都市・地域プランニンググループ 岡本壮平

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