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239号(2023年5月号)きんきょう&イベントのお知らせ

豊岡通信vol.3 「豊岡からの手紙」&「アルパック卒業だより」


2023年3月末、アルパックを卒業させていただきました、遠藤真森です。主に農業・農村分野の活性化の取組や計画策定の支援を5年間担当しました。タイトルの通り、現在、私は兵庫県豊岡市に住んでいます。

 2023年3月末、アルパックを卒業させていただきました、遠藤真森です。主に農業・農村分野の活性化の取組や計画策定の支援を5年間担当しました。
 タイトルの通り、現在、私は兵庫県豊岡市に住んでいます。豊岡市は父の故郷であり、阪神地域で育った私にとっては、盆や正月など年に数回帰省する第2の故郷のような場所でした。子どものころから生物多様性や森林の保全に関心があり、豊岡市のコウノトリ野生復帰の取組を当時から良く思っていた記憶があります。高校時代、森林と人間社会との境であり、生物多様性の保全にも関係が深い、農村や農業の課題解決も重要だと考え、大学は農学部に進学。農村社会や地域資源の活用等について学びを深めました。また、演劇サークルに所属し、芸術文化がもたらす人や社会への影響に可能性を感じたり…。
 入社後の2年間、偶然、豊岡市農業ビジョンの策定支援に携わります。2年目の2019年度、豊岡の父の実家が空き家に。また、豊岡演劇祭が始まるなど、演劇のまちづくりが本格化。そしてコロナ禍に。豊岡への関心が日に日に高まっていきました。
 2020年3月、豊岡市農業ビジョン策定。コンサルタントとして行政の計画策定を支援した後、その計画の推進まで携われるとは限りません。ビジョン実現に向けても貢献したい。豊岡で持続可能な農業・農村のモデルづくりをしたい。そんな思いが強くなり、国の制度も活用しながら、2021年4月に豊岡市役所に出向。移住し、週3日豊岡市職員、2日アルパックというワークスタイルで、ビジョン推進に2年間携わりました。
 そして現在、アルパックを卒業し、豊岡市の集落支援員として引き続きビジョン推進に携わりながら、農業・農村の活性化支援を行っています。
 入社してそれほど長くない私のわがままを聞き入れ、豊岡に送り出していただいたアルパック、所員の皆様には感謝しかありません。そして業務で携わった全ての地域・行政の方々、お世話になりありがとうございました。卒業という形にはなりましたが、持続可能なまちづくりに貢献していく志に変わりはなく、今後の私の事業や豊岡での活動を通じて得た知見のシェアなど、ご期待いただければ幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

休耕田を活用したビオトープ

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地域産業イノベーショングループ 遠藤真森

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