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239号(2023年5月号)特集「空」

「空っぽ」の時間


皆さんは、仕事の合間などに「空っぽ」になる時間を作るルーチンをお持ちでしょうか。

 皆さんは、仕事の合間などに「空っぽ」になる時間を作るルーチンをお持ちでしょうか。私にとって、趣味の楽器(トランペット)の練習時間は、頭が「空っぽ」になるひとときです。
 私にとって、趣味の楽器(トランペット)の練習時間は、頭が「空っぽ」になるひとときです。レッスンに定期的に通っており、先生のお手本を真似しながら、黙々と教本などの練習メニューをこなします。練習内容は音階など、ごく基本的な動作ばかりを1時間強…その間はひたすら楽器と、音楽と向き合う時間で、無心になれます。終わった後は心地よい疲れがあり、それこそ文字通り「空っぽ」になってしまうのですが…頭の中の感性、情報をいつも使っているものと違うものに定期的に入れ替えていく感覚は、実は仕事にも生きるのではないかと思って、コツコツと続けています。


 あとは、「空」を眺める時も取るようにしています。ちょっと作業がひと段落した時、思考が詰まって上手く進まなくなった時など、ちょっとだけ外へ出て、一息ついて切り替えるように。好きな女優の芦田愛菜さんが動画で「毎日、空を見上げる」という話をされていて、勝手に共感をしています。
 もうひとつだけ。お風呂で水と湯の交互浴をして、心も体も「空っぽ」状態を作るのもお気に入りのルーチンです。たまに週末には近くの銭湯に行って、交互浴をすると、よく眠れます。
扱う仕事や情報の量も格段に増えてきた世の中なので、上手く「空っぽ」にする術を身に付けたいですね。そうすると、風通しも良くなって、新しいものも入りやすくなる…のかな?と思っています。アルパックメンバーや読者の皆さんの「空っぽ」術も、いろいろと聞いてみたいと思います。

都市再生・マネジメントグループ 絹原一寛

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