レターズアルパック
Letters arpak「空」にまつわる所感
青く澄み渡った空と、さわやかな空気や風が気持ちの良い季節になりました。
青く澄み渡った空と、さわやかな空気や風が気持ちの良い季節になりました。
色あざやかな草花、ゆったりと揺れる新緑、明るい日差し、水々しい田んぼに初々しい稲。
こどもの頃に見ていたふるさとの風景を思い出すと、その時に嗅いでいた穏やかな空気の香りもどことなくよみがえってきて、心がほっと和むとともに活力も湧いてくるような気がします。
ふるさとの風景は、ひとの心を優しく、強くする力を持っているのだと感じます。そんななつかしい記憶も糧にしながら、歩んでいきたいと思います。
ゴールデンウィークに、クローゼットのなかを少し整頓しました。不要になったものを片付け、整理整頓をして、クローゼットのなかに空白のスペースができると、気持ちもすっきり。
空白のスペースは、そのままにしておくもよし、生活動線をよくする収納をしてもよし、どう生かすのかを考えることも私にとっては結構すきな時間です。
今回は空白のスペースはそのままにして、すっきりとしたスペースを楽しむことにしました。日頃から整理整頓を心がけて、しっかりと生活を営みながら、日々の暮らしを大切にして過ごしていきたいと思います。
先日、以前住んでいた土地に出向く機会がありました。
時間を空けて訪れると、同じ場所や風景も、自分のなかでは以前とは異なる見え方だと感じました。
無意識ながら、思い出と、まちの風景や場所をリンクさせて記憶しているのだと気が付きました。
時間が経過するなかで、思い出に対しての見え方や考え方が深まったり、多様化したり、変化していて、それにともない、まちの感じ方も異なるのだと思いました。
時間の流れとともに、自分のなかでのまちに対するとらえ方の変化もひそかに楽しんでいきたいと思います。
ソーシャル・イノベーティブデザイングループ 深谷弓希子
239号(2023年5月号)の他記事
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