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236号(2022年11月号)今、こんな仕事をしています

豊岡通信vol.2 ~主要な担い手へのアンケート調査を実施し、情報活用へ~


出向中の兵庫県豊岡市で、農業ビジョンの推進業務を行っています。業務の一環で、中心的な農業の担い手を対象としたアンケート調査を10月に実施しました。

 出向中(※)の兵庫県豊岡市で、農業ビジョンの推進業務を行っています。
 業務の一環で、中心的な農業の担い手を対象としたアンケート調査を10月に実施しました。中心的な担い手とは、一定以上の規模で経営している「認定農業者」、「認定新規就農者」、「集落営農組織」です。数としては市の農業経営体の1割に満たないほどですが、農地面積では全体の半分以上を占めており、農業・農村や食料生産を担う重要な位置付けです。
 調査目的は「今後の農業政策・施策への活用」で、特に後継者確保や事業継続・拡大の支援、有機農業の推進、そして市の農業関連情報の発信に活かすことを想定し、現状や意向を伺いました。
 豊岡市では、農業関係者や行政だけでなく、みんなで農業を支える取組を実践していくことを目指しており、多くの方に「農」に関心を持ち、関わってもらうための仕組みづくりを進めています。アンケートは、そのための材料集めにもなっています。
 例えば、農業体験や農作業アルバイトの受入状況・意向、農産物の販売・提供場所を情報の公開可否とともに伺いました。「どこでどのように農業に関われるのか」、「市内農産物をどこで手に入れ、食べることができるのか」などを見える化し、「農」を身近に感じてもらえる情報発信を図ります。
 アンケートを1回して終わりではありません。担い手によって状況は異なります。十把一絡げに施策を打つのではなく、何に力を入れ、どんな課題からとりかかるか判断する必要があります。課題に対しては、産学官民の様々なプレーヤーと連携し、プロジェクトを創出して解決を図っていく予定です。今後は、回答によって個別に追加調査を行うなどして深掘りしながら、情報発信、プロジェクト創出を加速させていきます。
※出向の詳細はレターズ228号(2021年7月号)をご覧下さい。

地域産業イノベーショングループ 遠藤真森

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