レターズアルパック
Letters arpak236号(2022年11月号)今、こんな仕事をしています
魅力的なメインストリートづくりの取組 “茨木みちクル”の社会実験を実施しました!
茨木市では、市の中心部をより多くの人が訪れ、滞在し、活動したくなるような〝まちなか〟にするための取組が進められています。
茨木市では、市の中心部をより多くの人が訪れ、滞在し、活動したくなるような〝まちなか〟にするための取組が進められています。
茨木市の中心市街地は、JRと阪急の駅間の約1.3キロメートルあり、その駅間を結ぶ中央通りと東西通りを「歩きやすい、歩きたくなる」メインストリートの形成を目指しています。
昨年度は3回のワークショップと2回のミーティング(勉強会)を通して、メインストリートの未来の姿(将来像)を考えました。
今年度はワークショップで考えたアイデアを小さく実施し〝見える化〟することで、将来像や空間のあり方を検証するため、11月3日〜30日まで1ヶ月間の社会実験を実施しました。
通りの将来像を検証するために、4つの視点を意識しました。(1)滞留・休憩するためのベンチや彩のあるプランターの設置など、スポット的な〝点〟の視点、(2)バナー掲出や店舗軒先でのプランター設による連続した景観を作る〝線〟の視点、(3)案内看板などによりエリア全体の回遊性を生む〝面〟の視点、(4)歩行者と自転車交通の適正化を図る‘安心・安全〟の視点。
実施を通して、交通の適正化や歩道空間の活用に関する多くの課題が見えてきました。一方で、今回の取組を通して多くの沿道店舗と連携することができました。約80軒もの店舗にご協力いただき、軒先を活用してプランターやベンチの設置、フラッグの掲出等を実施しました。
今回の結果を踏まえ、今後も沿道の店舗とも連携しながら、次のアクションを検討していきます。
生活デザイングループ 太田雅己
236号(2022年11月号)の他記事
バックナンバーをみる
タグで検索