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236号(2022年11月号)今、こんな仕事をしています

松江市で土地利用を考えるシンポジウムを開催しました


今年度より松江市で土地利用の検討業務を行っています。松江市は出雲大社のお隣で雄大な宍道湖が美しく、何より食べ物がおいしいよい街です。

 今年度より松江市で土地利用の検討業務を行っています。
 松江市は出雲大社のお隣で雄大な宍道湖が美しく、何より食べ物がおいしいよい街です。11月13日に開催した土地利用を考えるシンポジウムでは、市民の皆さんに土地利用について考えていただくきっかけとして東京都立大学の饗庭伸先生をはじめ、リクルートのSUMMO副編集長の笠松美香氏、立命館大学で社会学やコミュニティの幸福論がご専門の櫻井政成先生、松江市内で移住者受け入れ活動等でご活躍の伊藤知恵氏にお話をいただきました。
 シンポジウム前日には遠方からお越しの先生方に松江市を知っていただくため、現地視察を企画しました。しかしここで問題となったのが、松江市がこの時かつてない賑わいを見せていたことです。市内・周辺のホテルは満室、タクシー会社も軒並み予約が取れずという非常事態でした。そんな中、市内の観光バスの社長さん直々の運転により、アルパックご一行のバスツアーがスタートしました。市街地のフリンジ部分の開発動向を見ながらバスは美保関まで向かいます。美保関には美保神社のほか、青石畳の通りに沿って旅館やお店が連なります。周辺には木造3階建ての趣のある建物やリノベーションされた建物が見られます(あとで伊藤氏にお聞きしたのですが、リノベーションした建物は公開されており誰でも入れるのですが、一見そう見えないところが奥ゆかしい山陰らしさであるとのことです)。美保関を堪能した我々は、境港から見える夕日を眺めながら帰路につき、翌日のシンポジウムに向けて体力を養うため美味しい松江ご飯をいただくのでした。

 当日のシンポジウムでは饗庭伸先生からは「賢くまぜる」をキーワードに、暮らしと土地の使い方についてレクチャーいただき、パネルディスカッションではライフスタイルと土地利用をテーマに松江らしさを紐解きつつ、暮らしの幸福度を高めていくためのアイデアについて議論いただきました。シンポジウムの様子は松江市のYouTubeチャンネルをご確認ください。地元の山陰中央テレビの方々に当日配信していただいたアーカイブ映像がご覧になれます。

ソーシャル・イノベーティブデザイングループ 筈谷友紀子

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