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Letters arpak丸亀市の産業振興に向けて
丸亀市では「第三次丸亀市産業振興計画」の策定に向けて取り組んでいます。香川県丸亀市は、歴史、文化、芸術、伝統と近代的産業が共存する地域です。16世紀末から丸亀城を中心とする城下町として繁栄し、丸亀うちわに代表される伝統産業と沿岸部に形成された塩田を活用した製造業を中心に発展してきました。
丸亀市では「第三次丸亀市産業振興計画」の策定に向けて取り組んでいます。
香川県丸亀市は、歴史、文化、芸術、伝統と近代的産業が共存する地域です。16世紀末から丸亀城を中心とする城下町として繁栄し、丸亀うちわに代表される伝統産業と沿岸部に形成された塩田を活用した製造業を中心に発展してきました。
このような歴史を持つ丸亀市の産業振興を図るために、2011年(平成23年)3月に「丸亀市産業振興条例」が制定されました。また、本条例のもと、事業者、市民、産業経済団体等と行政が一体となって産業振興の取り組みを図る「丸亀市産業振興計画(平成25年度〜平成29年度)」及び「第二次丸亀市産業振興計画(平成30年度〜令和4年度)」を策定してきました。
第二次計画においては、今年度が5ヶ年計画の最終年となるため、この度、アルパックでは「第三次丸亀市産業振興計画(令和5年度〜令和9年度)」の策定に向けて、産業振興会議やワークショップの開催、事業者へのヒアリング・アンケート調査などを支援しています。
近年は、国際情勢の緊迫化や新型コロナウイルス感染症の世界的な流行、またSDGsやカーボンニュートラルに対する意識の高まりによって、丸亀市を取り巻く産業も大きな転換点を迎えており、今の時代状況に合った産業振興計画が求められています。
ヒアリング調査の中では、産業人材の不足、伝統・観光産業や第一次産業の衰退など、多くの課題が把握できた一方で、丸亀市には、丸亀城や中津万象園、本島、ボートレース場など、魅力的な資源が多くあり、また今後の丸亀市の産業振興に係ることについても、非常に前向きなご意見を持っている事業者が多いと感じました。
現在、第三次計画の策定においては、最終調整に間も無く入るところまで来ています。この計画を通して、丸亀市の産業振興が図られるだけではなく、丸亀市に住む方々が、地域への誇りを持ってもらえることを期待しています。
地域産業イノベーショングループ 山口泰生
236号(2022年11月号)の他記事
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