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236号(2022年11月号)今、こんな仕事をしています

事業者・行政・学生の連携で食品ロス削減を推進しています


例えば、当社の大阪市で実施した調査では、家庭から出てくるごみの約1割、事業所から出てくるごみの2割がいわゆる食品ロスです。

 例えば、当社の大阪市で実施した調査では、家庭から出てくるごみの約1割、事業所から出てくるごみの2割がいわゆる食品ロスです。
 この食品ロスを削減するため、大阪府では自ら食品ロス削減に積極的に取り組み、消費者に効果的な啓発を実施する事業者を「食品ロス削減パートナーシップ事業者※」と認定し、連携して食品ロス削減に取り組んでいます。
 今回、この食品ロス削減パートナーシップ事業者の1つであるエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社、大阪府、さらに「もったいないやん!食の都大阪でおいしく食べきろう」学生プロジェクト参加大学等と連携し、デイリーカナートイズミヤ花園町店で食品ロス削減の実証事業を支援していますのでご紹介します。

 まずは学生らが店舗を見て回り、「見切品コーナーが見やすくなれば魅力が増す」「なじみのない食材は敬遠しがち」等の意見を頂きました。さらに従業員の意見も踏まえ、POPなどの食品ロス削減の訴求ツールの掲示による情報提供の強化と見やすい・買いやすい割引品コーナーの設置の2点を中心として取り組むことに決めました。また、POPの内容についても学生らのアイデアを反映するなど、よりわかりやすく、伝わりやすくするよう工夫しています。

 当社では、これまで食品ロスの削減に向けて、組成調査やアンケート等による実態把握から自治体の計画策定、モデル実証などさまざまな取組を支援してきました。
 簡単そうに見えて、いざ実行となると進まないのが食品ロス削減ですが、少しでもよりよい未来に向けて、できることをさらに広げていきたいと思っています。
※パートナーシップ事業者:https://www.pref.osaka.lg.jp/ryutai/foodloss/partnership.html
※「もったいないやん!食の都大阪でおいしく食べきろう」学生プロジェクト
https://www.pref.osaka.lg.jp/ryutai/foodloss/mottainaiproject.html
※本事業では、他に立命館大学の学生団体「BohNo」にも協力をいただいています。

サスティナビリティマネジメントグループ 長沢弘樹

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