レターズアルパック

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236号(2022年11月号)特集「器」

器量 西山夘三とアルパック


器・ウツワと言えば、「器量」。アルパックにあっては、創立者・西山夘三の「器量」。〝すまい・まちづくり文庫〟が「西山夘三とその時代」(修正版)を刊行したのは、2000年10月1日。296ページのうち、アルパックに関わる事項は、延べ1ページもない。私どもは、まるで〝お釈迦さまの手のひらで踊る孫悟空〟でした。

 器・ウツワと言えば、「器量」。アルパックにあっては、創立者・西山夘三の「器量」。

 〝すまい・まちづくり文庫〟が「西山夘三とその時代」(修正版)を刊行したのは、2000年10月1日。296ページのうち、アルパックに関わる事項は、延べ1ページもない。私どもは、まるで〝お釈迦さまの手のひらで踊る孫悟空〟でした。
 「Regional Planning第1号」社員必読のいわば「経典」。「1967年2月3日の3人」は、いわば最初の「使徒」。

Regional Planning No.1

Regional Planning No.1

1967年2月3日の三人(夘三描)

1967年2月3日の三人(夘三描)

 企業経営体であれ、研究機関であれ、はたまた、国家であれ、社会集団の存在は、指導者の器量に拠ること、古今東西で定まるところ。ところが、大学等の研究職は「定年」がある。企業経営体のほうが「持続」する。大学退職後、「社員」になって頂いた。西山夘三は生涯、アルパック社員でした。健康保険を保持していた。
 アルパック・ビジョンを拓く使徒たらんとする者どもは、すべからく、関西学研都市の一角、積水ハウス総合住宅研究所内の「西山夘三記念すまい・まちづくり文庫」を訪ねるべし。「器量」を学ぶべきではなかろうか。
 膨大な資料・文献は、アルパック京都本社分室で預って継承し、研究職の使徒どもが奉仕し、アーカイブ」にしてきたのです。

西山夘三とその時代

西山夘三とその時代

名誉会長 三輪泰司

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