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234号(2022年7月号)今、こんな仕事をしています

自然・アウトドアの魅力を磨く~兵庫県猪名川町の観光振興の将来ビジョン策定支援~


兵庫県猪名川町において、第二次猪名川町観光振興基本計画および大野山将来ビジョンの策定支援を行い、今年3月に計画が策定されました。

 兵庫県猪名川町において、第二次猪名川町観光振興基本計画および大野山将来ビジョンの策定支援を行い、今年3月に計画が策定されました。
 猪名川町は兵庫県の南東部にあり、大阪や神戸から比較的近く、都市部からのアクセスのよい場所に位置します。道の駅と大野山という山頂にあるキャンプ場などが主な集客資源となっています。(大野山キャンプ場についてはアルパックニュースレター230号を参照)
 今回、観光のビジョンを描くにあたり、他にも多数の資源があるものの、町全体の来訪者の増加にはなかなかつながっていないこと、住宅都市ということもあり観光による経済効果が限定的であること、一部地域で空き家や高齢化など問題が進行していること、などがまちづくりの課題として挙がりました。
 一方で、コロナ禍のなか、都市部に近い身近な自然環境というポテンシャルを活かして、マイクロツーリズムやアウトドアの観光をより進めていこうという方向が出され、将来像は「自然好きが集まる『猪名川まるごとオープンフィールド』」としました。
 実際猪名川町には、山があり、森があり、清流があり、きれいな星や夕日が眺めがあり、この環境に惹かれて活動する人たちがいて、とても魅力的な資源がたくさんあるのです。
 今回の計画では、「みんなでつくるチャレンジプロジェクト」として、夢がふくらむ様々な観光振興のアイデアを載せています。気持ちのよい川沿いや森の中で食を楽しんだり、森林を歩いて癒しの効果を得たり、星空観察をしたり…、日常から少し違ったことをするだけですが、自然の楽しみ方は多様で、工夫次第で様々な可能性が広がります。皆さんも少し足をのばして、アウトドアを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

都市・地域プランニンググループ 松下藍子

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