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230号(2021年11月号)今、こんな仕事をしています

歩きやすい、歩きたくなるメインストリートを目指して


茨木市では、市の中心部をより多くの人が訪れ、滞在し、活動したくなるような〝まちなか〟にするための取組が進められています。茨木市の中心市街地は、JRと阪急の駅間の約1.3キロメートルあり、その駅間を結ぶ中央通りと東西通りを「歩きやすい、歩きたくなる」メインストリートの形成を目指しています。

 茨木市では、市の中心部をより多くの人が訪れ、滞在し、活動したくなるような〝まちなか〟にするための取組が進められています。
 茨木市の中心市街地は、JRと阪急の駅間の約1.3キロメートルあり、その駅間を結ぶ中央通りと東西通りを「歩きやすい、歩きたくなる」メインストリートの形成を目指しています。

まちあるきの様子

まちあるきの様子

 アルパックでは、メインストリートである中央通りと東西通りを、より魅力的な通りにするためのアイデアなどを考えるミーティング(勉強会)とワークショップの運営をサポートしています。
 キックオフとなる勉強会は、9月16日にIBALAB@広場で、京都大学大学院の山口敬太先生をお招きし、道路空間を活用した国内外の事例紹介や道路空間の活用に向けたポイントを教わりました。講演中には、スマートフォンを活用し質問や感想を参加者の方々が投稿し、リアルタイムで意見交換を行いました。
 その後、10月17日のワークショップでは、まず参加者のみなさんとまちあるきを行いました。まちあるきでは、自身の視点に加えて、ツールを活用しながら、高齢者や車いす利用者、子どもを連れた親、自転車利用者など様々な利用者の視点を持って、通りの魅力や課題、印象などを見つけました。
 「空き家、空きテナントが増えており、寂しいな」「交通量が多く、歩行者と自転車が錯綜している」と言った意見から、「立ち止まって休憩できるようなスペースがあったらいいな」「時間限定でお店の前のスペースを活用できそう」と言った道路活用の視点など様々な発見がありました。
 今後は、まちあるきで発見した通りの特徴を踏まえて、茨木のメインストリートの〝ミライ〟をイメージし、通りの〝コセイ〟を引き出すために具体的な空間イメージについて考えていきます。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

地域再生デザイングループ 山道未貴

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