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222号(2020年7月号)今、こんな仕事をしています

京のメインストリート=四条通 ~3度目の地区計画要望を提出しました~


八坂神社の門前にして祇園会の晴れ舞台、京都発祥の大丸百貨店や高島屋百貨店等を擁し、たくさんの老舗・専門店が立ち並ぶ四条通。

 八坂神社の門前にして祇園会の晴れ舞台、京都発祥の大丸百貨店や高島屋百貨店等を擁し、たくさんの老舗・専門店が立ち並ぶ四条通。
 弊社も永年お世話になっている地元商店街の四条繁栄会が計3回目となる地区計画要望書を京都市長に提出しました。順調にいけば7月都計審、9月市議会上程の見込みです。
 四条繁栄会が初めて地区計画策定に取り組んだのは、平成14年のこと(既報120号)。当時、京都都心では風俗案内所が急増していたことから、自らの手で「風格と華やぎのメインストリート」に相応しい、風営法よりも厳しいルールづくりを行ったものです。
 2度目の取組は、2年後の平成16年のこと。当時、4店舗が立地していたパチンコ店について、将来的な営業について見直して貰おうと、地区計画の内容を補強したものです。
 そして今回の取組は、近年急増していたインバウンド需要に呼応し、市内各地で急増していた簡易宿所や民泊に対応するため、四条通に立地する宿泊施設について、「民泊やインターネットカフェの制限」「客室やロビー空間における一定以上の面積確保」など新たなルールの追加を求めたものです。
 初回の地区計画より今日までの間、3代に渡る理事長が陣頭に立たれ、様々な事業に取り組んできました。中でも平成27年には四条通の歩道拡幅が完成し、「歩き易くなった歩道」に来街者も増加しています(既報147号)。
 年初来、甚大な被害をもたらした新型コロナにより、京都で商いをされる皆さんも痛手を受けています。でも、千年を超える月日を疫病と闘い生き抜いてきたのが京のまち。これからも新たな挑戦を続けていきたいと存じます。どうぞご期待下さい。
※京都市のご支援を得て、弊社・中井翔太が地区計画の原案策定に尽力してくれました。

門川京都市長に要望書を提出する野村理事長と商店街役員の皆さん(令和2年3月)

門川京都市長に要望書を提出する野村理事長と商店街役員の皆さん(令和2年3月)

 

高野隆嗣:地域産業イノベーショングループ

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