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222号(2020年7月号)今、こんな仕事をしています

「森と生き 星と眠る村」に村人達がおもてなすホテルが生まれ変わってオープンしました。


ホテルがオープンしたのは奈良県南東部に位置する人口約480人の谷合の小さな村「上北山村」です。

 ホテルがオープンしたのは奈良県南東部に位置する人口約480人の谷合の小さな村「上北山村」です。
 村周辺はユネスコエコパークに登録され、大台ケ原や世界遺産大峰奥駆道を目指す山歩きのベースキャンプでもあり、また毎年行われる大台ヶ原ヒルクライム大会には全国からサイクリストが訪れています。ホテルは大自然に恵まれた環境を活かし、「世界水準の大自然を思う存分遊びつくす」をテーマに登山者やサイクリストにも親しまれるホテル「フォレストかみきた」として生まれ変わりました。
 お客様をおもてなしする1階ロビーやラウンジは吉野産天然木シートを使った暖かな空間とし、他に周辺エリアの山や観光情報発信・物産コーナー、レストランを整備。2階には日帰り利用も可能な天然温泉、休憩室や大広間。和室が中心だった3階4階の客室は合計16室のツインの洋室とし、客室内にサイクルハンガーも設置されています。また、地階にはソロやチームのサイクリストのための自転車メンテナンスルーム、ミーティングルームを整備しています。

1階エントランスロビー

1階エントランスロビー

地階ミーティングルーム

地階ミーティングルーム

 新型コロナの影響でオープンが遅れ、期待と不安が交差する中でのオープンでしたが現在は村内外からのお客様に連日利用して頂き好評を頂いているとのことです。
 新しいホテルは閉館していた村営ホテルを村が地方創生交付金を使い整備、運営は一般社団法人「ツーリズムかみきた」。アルパックはホテル再生の構想から基本設計、運営計画、社団法人の立上げ等を支援しました。

3階客室

3階客室

2階天然温泉浴室

2階天然温泉浴室

 

原田稔:建築プランニング・デザイングループ

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