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Letters arpak222号(2020年7月号)特集「山」
お寺の「山号」って知ってますか?
「山」といえば、お寺ではないでしょうか。お寺では、「○○山○○寺」という名前を持つものが多くあります。いわゆる「山号」ですね。
「山」といえば、お寺ではないでしょうか。お寺では、「○○山○○寺」という名前を持つものが多くあります。いわゆる「山号」ですね。
もともとは、亡くなった人の魂がのぼってゆく場所、俗世から隔絶された信仰対象となっていた山々は、仏道の修行場としてもふさわしい場所とされたのですが、次第に、山中だけでなく平地に建てられる寺院の名にも、仏道の修行の場であるという意味をこめて「山号」が付けられるようになったそうです。したがって「山号」をつけているお寺は多いです(ちなみに、私の家の宗派は、真宗大谷派ですが、その本山は、真宗本廟といって、山号がないそうです)。
有名なところでは、比叡山延暦寺、高野山金剛峯寺、華頂山知恩院、瑞竜山南禅寺、音羽山清水寺、八幡山東寺、北山鹿苑寺(金閣寺)、東山慈照寺(銀閣寺)などですね。寺院の門を「山門」(正式には「三門」)と呼んだりするのもそのあたりのことらしいです。また、その宗派の中で指導的な役割にある寺院を「本山(総本山)」と称することなどからも、仏教の中で「山」というものがやはり特別な意味を持っていることがわかりますね。
というわけで、奈良に住む私は、今頃になって「お寺」というものに興味をもち、京都や奈良に住んでお寺を知らないとはもったいないということで最近になって「御朱印」めぐりをはじめました(ちなみに写真は、お気に入りの3枚。かっこいい!)
追伸:最近、コロナの関係で、あまり行けていませんが、そろそろ大丈夫かな?
山本昌彰:地域再生デザイングループ
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