レターズアルパック
Letters arpak東京のまちなかでも登山ができるんです
日本の最高峰はもちろん富士山であり、最低峰(という言い方があるか分かりませんが)は仙台市の日和山と言われています。私が普段勤める東京23区にも実は数多くの山があり、その中から最高峰と最低峰への登山にチャレンジしました。
日本の最高峰はもちろん富士山であり、最低峰(という言い方があるか分かりませんが)は仙台市の日和山と言われています。
私が普段勤める東京23区にも実は数多くの山があり、その中から最高峰と最低峰への登山にチャレンジしました。
自然に形成された山の最高峰は、虎ノ門ヒルズや愛宕グリーンヒルズなどの超高層ビルに挟まれた、標高25,7メートルの愛宕山です。山頂までは85段の石段を登る険しい道のりで、かつては江戸市中だけでなく遠く房総半島まで見渡せる景勝地だったそうです。また、見晴らしの良さから山頂には江戸を火災から守るための火の神が祀られた愛宕神社が建立されています。
神社への参拝を済ませた後におみくじを引いてみたところ、なんと大吉。早速にご利益?をいただきました。
山の周囲には数は少ないですが、旅館や料亭などもあり、景勝地であった往時をしのぶことができます。
続いて最低峰は、浅草寺の北側、墨田川沿いに佇む待乳山で標高は9・8メートルと言われています。歩いて山頂を目指す場合は約40段の石段を登らなければなりませんが、何とこの山には登山鉄道が整備されています。
・・・隣の階段を歩いた方が早いような。
山頂は浅草寺の支院である本龍院(待乳山聖天)が建っており、院内の庭園はスカイツリーの隠れたビュースポットとなっています。
さて、駆け足で2峰への登山を敢行しましたが、高い・険しいだけが登山の醍醐味ではなく、身近な山にも発見や楽しみ方があることを改めて実感する良い機会となりました。皆様の近くにも山ありませんか?
山崎将也:都市・地域プランニンググループ
222号(2020年7月号)の他記事
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