レターズアルパック
Letters arpak222号(2020年7月号)特集「山」
富士登山 その奉仕、その魅力
富士山には9回登りました。うち8回は、ロータリーの国際青少年交換留学生~高校生の夏のエクスカーションです。因みに冬は「ヒロシマ」です。
富士山には9回登りました。うち8回は、ロータリーの国際青少年交換留学生~高校生の夏のエクスカーションです。因みに冬は「ヒロシマ」です。
子どもたち約20名、大人ほぼ同数。行程はこうです。6月30日10時、京都出発。バスで吉田ルート5合目へ。6合目まで登り、小屋で一泊。高度馴化。暗いうちに出発。ご来光は4時45分頃。バラバラになるので、ハデな揃いのポンチョ。私は専らシンガリ担当。落伍者を拾って下山道まで連れて行きます。で、登頂したのは2回だけ。富士山は簡単そうに見えて、けっこう怖い。晴れていても急にガスにまかれて10メートル先も見えなくなる。
山は何が魅力かって?オトです。はるか雲海の向こうに駿河湾がキラキラ光るのですが。オトがない。自分の心臓の鼓動が聞こえるくらい。静寂の世界です。
下山道と合流する6合目で、チェックする係。5合目のバスを基地にして、待機し、緊急に備え、全員を収容する係はもっと気苦労です。ケータイが普及して楽になりました。
下山して川口湖畔の宿へ。7月1日、山開きのα日は、花火大会です。学生代表がスピーチします。「ロータリーのミナさんありがとうございます。後輩たちのために、このプログラムを続けてください」疲れが吹っ飛びます。「最も奉仕する者、最も報われる」とはこの感謝の言葉なのだ!それから30年、まだタッシャでいるのは、このご奉仕のたまものです。
三輪泰司:名誉会長
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