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221号(2020年5月号)今、こんな仕事をしています

名古屋市立大学 学生会館の第二期改修工事が始まりました


公立大学法人名古屋市立大学(以下、「名市大)という。)は、1884年開校の名古屋薬学校と1943年開校の名古屋市立女子高等医学専門学校を源流とし、医学部と薬学部からなる公立大学として、1950年に開学されました。

 公立大学法人名古屋市立大学(以下、「名市大)という。)は、1884年開校の名古屋薬学校と1943年開校の名古屋市立女子高等医学専門学校を源流とし、医学部と薬学部からなる公立大学として、1950年に開学されました。

改修前の学生会館南面外観 手前はレンガ広場、写真右側の樹林地内には古墳がある。レンガ広場は、鍋屋上野浄水場で100年以上使用されていた古レンガを再利用。

改修前の学生会館南面外観
手前はレンガ広場、写真右側の樹林地内には古墳がある。レンガ広場は、鍋屋上野浄水場で100年以上使用されていた古レンガを再利用。

 その後、経済学部、人文社会学部、芸術工学部および看護学部に続き、2018年には総合生命理学部を新設するなど、学術領域が拡充されてきました。現在では、名古屋市内に4キャンパス7学部7研究科を有する、学生約4500名、教職員約1850名からなる総合大学に発展し、研究成果を世界に発信し続けています。
 名市大では、2020年に開学70周年を迎えるとともに、大学法人化15年目の節目となります。これを契機として、さらなる愛校心の醸成を図るため、開学100周年を見据えた「開学70周年記念事業」が学内で進められています。
 開学70周年記念事業におけるハード事業の中核として、2019年度から滝子(山の畑)キャンパスの学生会館リニューアル工事が始まりました。当該学生会館リニューアル計画・設計・工事監理は、当社が担当させていただいており、今春4月には第二期改修工事が始まりました。
 学生会館は1974年に竣工したRC造3階建て延床3200平方メートルの複合施設です。施設は、1階食堂・カフェ、生協購買、2階談話室、大ホール、3階会議室、サークル室、音楽室等の機能構成となっており、これら主要諸室を対象とした内装の全面的な改修、南面の外装改修を実施します。併せて、同窓会員が憩える空間や70年の歴史資料を収集・展示する空間が整備される予定です。南面の外装は65周年記念事業で整備されたレンガ広場と一体的なキャンパス景観を創るため、レンガタイル張りによるファサード改修を行います。
 第一期工事は、2019年度に2階大ホールの改修を実施しました。現在は一部利用を継続しつつ改修工事が進められ、2020年10月には開学70周年記念式典を迎え全面供用されます。将来にわたり、学生・教職員の皆様に親しまれる学生会館として再生されるよう工事監理を遂行していきます。

間瀬高歩 建築プランニング・デザイングループ

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