レターズアルパック

Letters arpak
   
211号(2018年9月号)今、こんな仕事をしています

「関西機械メーカー×同志社大学プレゼン大会」を開催しました


平成30年8月3日、同志社大学今出川キャンパスにおいて、関西機械メーカーと同志社大学有志ゼミによるプレゼン大会を開催しました。

 平成30年8月3日、同志社大学今出川キャンパスにおいて、関西機械メーカーと同志社大学有志ゼミによるプレゼン大会を開催しました。
 大手機械メーカーと学生が参加し、相互に自己PRを行い、興味を持たれた学生と会社の組合せで後日、インターンシップを実施する試みです。企業側は、関西を代表する大手機械メーカー4社の人事担当者が、洗練された自社プレゼンを実施。学生側は、同志社大学の商学部や政策学部の有志ゼミ生30数名が、大学生活で得た経験や語学力等のスキルを2分でアピール。物怖じしない学生の姿は、オジサン世代には隔世の感があります。
 学生の志望動機も多種多様。誰もが知ってる世界企業を希望する者も居れば、認知度は低くても将来有望なニッチトップ企業を志向する学生も。主催した私たちとしては嬉しい展開となりました。
 この事業は、一般社団法人日本機械工業連合会(通称:日機連)の大阪事務所から受託している「関西機械産業の振興に向けた人財・人手不足等の現状と対応策に関する調査」の一環で実施したものです。
 製造業の人手不足は深刻です。関西には多数の大学が立地していますが、学生の多くが関東・東海の大企業に就職します。商社や代理店に比べて、製造業への学生の人気はイマヒトツ。しかしながら関西には、特色あるメーカーも多く、その魅力を学生に訴求できれば、事態は打開できると私たちは考えます。
 今回の企画でご指導頂いた同志社大学の関智宏教授によれば、最近の学生気質と超売手市場が相まって、就職活動もインターン重視に変化してるとのことです。
 学生の皆さんが何を考えて、何を望んでいるのか、直接ふれあう今回の取組。業界団体をプラットフォームにして、企業と大学を繋ぐ「新しい仕組み」を確立できれば、製造業の人財を確保することは充分に可能だと確信した一日でした。
※この業務は山部健介も担当しました。

 

プレゼン大会の様子

プレゼン大会の様子

地域産業イノベーショングループ/高野隆嗣

211号(2018年9月号)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ