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208号(2018年3月号)今、こんな仕事をしています

「ちはや姫」がついにデビュー!大阪・南河内が“いちご”でワクワク空間に


1月14日(いちごの日の前日)、グランフロント大阪にあるレストラン「旬穀旬菜(ロート製薬(株)が運営)」において、いちごの楽園スイーツフォーラムが開催されました。

 1月14日(いちごの日の前日)、グランフロント大阪にあるレストラン「旬穀旬菜(ロート製薬(株)が運営)」において、いちごの楽園スイーツフォーラムが開催されました。
 フォーラムでは、モデルや野菜ソムリエが「いちごと美容と健康」の関連性について、いちご生産者が生産に対する思いを伝えるとともに、シェフによるいちごスイーツを参加者が試食しました。また、公募されていた大阪・南河内産(河南町や千早赤阪村)いちごのブランド名が「ちはや姫」と決まり発表されるなど、大いに盛り上がりました。
 この事業は、今年度より大阪府が中心となり、河南町、千早赤阪村、JA大阪南、生産者の「公」「民」「農」が連携して行う「南河内いちごの楽園プロジェクト」の一環です。南河内地域では、5~6年前から新規就農者がいちごの栽培をはじめ、現在は80アール、年間25トンのいちごが収穫されています。プロジェクトでは、いちごのブランド化、農商工連携、新規就農者の育成(農業塾がスタート!)などにより、南河内地域にいちご産地を形成することをめざしています。
 面積あたりの収益性が高く、「朝採り」「新鮮」「完熟」が売りになるいちごは、都市農業である大阪農業に適しており、地元の直売所はもちろん、飲食店や小売店から多くの引き合いがあり、さらにはインバウンド観光の受け皿としてもニーズがあることが分かりました。新規就農者がチャレンジしやすい環境が整いつつあります。これからの南河内地域のいちごに注目です。
*本業務は、地域産業イノベーショングループの原田弘之も担当しています。

フォーラムで提供されたスイーツ

ちはや姫

「ちはや姫」は、南河内出身の武将である楠木正成の息女といわれている「千早姫」がモデルで、「お姫様のように愛らしく、華やかな美味しいいちご」という意味が込められています(品種は紅ほっぺ。1粒40g以上の大粒のものに限定)。

地域産業イノベーショングループ/武藤健司

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