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209号(2018年5月号)まちかど

高架下プロジェクトが熱い! ~阪急高架下&中央線高架下~


私の家の最寄り駅である阪急京都線「洛西口駅」は平成28年度に上下線とも高架化され、生み出された高架下の空間を活用した「洛西口~桂駅間プロジェクト」が進められようとしています。

 私の家の最寄り駅である阪急京都線「洛西口駅」は平成28年度に上下線とも高架化され、生み出された高架下の空間を活用した「洛西口~桂駅間プロジェクト」が進められようとしています。
 平成30~から平成32年度まで随時、「地域交流」「子育て」「文化」「観光」「健康・防災」のまちづくりテーマに基づく施設が整備される予定で、近隣住民としてもどのようなまちとなっていくのかワクワクしています。  このような高架下のまちづくりは全国的に増えてきているようで、先日、出張の際にJR中央線の高架下「ののみち」を見学しました。「ののみち」は武蔵境駅(武蔵野市)~東小金井駅(小金井市)の間をつなぐ高架下空間に、商業、保育園、クリニックなどの生活サポート施設、地域の交流・回遊拠点として「コミュニティステーション」、広場空間の「コミュニティガーデン」などが整備され高架下空間が一体となって地域の魅力アップに貢献しています。
 残念ながら、訪問した水曜日は定休日のお店などが多く、賑わっている雰囲気を味わったり、関係者、利用者のお話を聞くことはできなかったのですが、地域共創型の商業施設として企画されたコミュニティステーション東小金井の展開が面白そうです。

 

5人のクリエイターなど小規模事業者が入る「アトリエ・テンポ」

 

 施設には、クリエイターなどの5人の小規模事業者が入る「アトリエ・テンポ」や、全国のフリーペーパーを集めたライブラリーを併設した企画展示スペース「ヒガコプレイス」などが入っています。
 コミュニティステーション東小金井は商業施設ですが、店舗をセットバックして生まれた空間や、カフェに併設された広場等を使って、地域と連携したイベント(家族の文化祭)なども開催されているとのこと。
 駅中心の開発による集客と波及効果とはひと味違い、高架下のまちづくりは、駅と駅の間をつなぐことによる「まちとのつながりやすさ」を感じます。 洛西口~桂駅間プロジェクトも、周囲の町とのつながりの中で楽しく過ごせる空間となることを祈っています。
ヒガコプレイスホームページ → http://www.higako-place.jp/shop/higako-place/

 

フリーペーパーが自由に閲覧できるライブラリ(ヒガコプレイス)

執筆者:地域再生デザイングループ/嶋崎雅嘉

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