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209号(2018年5月号)今、こんな仕事をしています

産地が学生を育て、学生が産地を発信! 京都洛西・大原野×名門私立高校


地域住民を中心に構成するなんやかんや「大原野」推進協議会では、昨年度から農業体験イベントを企画・開催しています。
イベントでは、収穫や植え付け体験に加えて、ドローンの操縦体験、焼き芋や竹箸づくり、畑でのバーベキューを行うなど、農や食を通じた体験プログラムづくりにチャレンジし、アルパックはこの企画運営を支援しました。

 地域住民を中心に構成するなんやかんや「大原野」推進協議会では、昨年度から農業体験イベントを企画・開催しています。
 イベントでは、収穫や植え付け体験に加えて、ドローンの操縦体験、焼き芋や竹箸づくり、畑でのバーベキューを行うなど、農や食を通じた体験プログラムづくりにチャレンジし、アルパックはこの企画運営を支援しました。
 この取組を通じて、洛星高校料理研究部の顧問の先生とお会いする機会があり、「筍掘り体験」という形で第1弾として交流が実現しました。洛星高校料理研究部は、料理やお菓子づくりやメニュー開発をはじめ、京都の食文化の学習、菜園活動、全国の料理大会への出場など活発な活動をされています。
 当日(5月13日)は14名の生徒が、生産者指導のもと筍の収穫体験に挑戦。雨に見舞われましたが、みなさん一生懸命に筍を掘り、午後は早速調理をするなど楽しんでいただきました。

 

 

 協議会では、料理研究部の活動に生かしていただけるよう、生産や食材の特徴を伝えました。(1)生産の特徴として、柔らかくおいしい筍を作るためには、年間を通した畑の管理(ハードワーク!)が必要なこと、担い手の高齢化が進んでいること。(2)食材の特徴として、筍は、 ” 旬“ が売りであること。また、あく抜きなどの調理負担が大きく、若い世代を中心に料理されにくい食材であることなどを生産者からお伝えしました。さらに、昼食は地元加工グループによる筍ご飯弁当、インスタグラムも活用した魅力写真コンテスト、大原野地域の魅力紹介など、工夫を凝らした企画となりました。
 大原野地域で積み重ねてきた活動は、高校生の学びの場となり、さらには産地を発信する料理へと形を変えるなど、着実に、実を結び始めています。
*本業務は地域産業イノベーショングループの原田弘之、地域再生デザイングループの石井努も担当しています。

執筆者:地域産業イノベーショングループ/武藤健司

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