INTERVIEW中川貴美子

サスティナビリティマネジメントグループ
チームリーダー
平成19年入社

アルパックの最年少のチームリーダー、中川氏。気候変動から、エネルギー、森林・木材活用など幅広い問題に取り組み、とくに女性であることを意識せず働いているという、落ち着いた雰囲気のリーダー。アルパックも参加する、使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示す、再エネ100宣言 RE Actionの担当者でもある。

持続可能な社会の実現へ、
幅広い分野のテーマを取り扱っています。

サスティナビリティマネジメントグループはかなり幅広いテーマを取り扱っています。専門分野としては、いま話題の気候変動への影響にどう対応していくのか、とか、エネルギー、廃棄物の問題、最近の新しい分野では森林の活用などです。木材を地域の中や都市の中で活用していくための調査や計画づくり、人材育成にも取り組んでいます。

環境を切り口にしたグループですが、過疎地域の地域づくりに取り組むとき、持続的にという意味でいけば、やはり人口をどう増やしていくか、産業として経済がどう循環していくかが重要になります。

廃棄物の分野では、最近問題になっている食品廃棄物の場合ですと、組成分析の調査をし、どう減量化できるかの検討や、事業者の方と一緒に、たんに回収して処理するのではなくて、エネルギーとして使用したり、堆肥などにして野菜を育てて、食の循環のループを作るというような取り組みもしています。

チームリーダーとして気を配ることと、
いっしょに仕事をしたい人。

2年前に、サスティナビリティマネジメントグループのチームリーダーになりました。チームリーダーとして気をつけていることは、メンバーみんなが活躍できるように、ですかね。

アルパックは自分で取り組みたいテーマを持っている人は働きやすい会社だと思います。一人ひとりの意見を聞いてくれるし、チャレンジもさせてくれる。社内の関係もフラットです。ただ、個人任せにするのではなく、仕事の分量が増えすぎていないか、お客様との関係がうまくいっているかといったリスクマネジメントには気を使って情報は共有できるようにしています。

先ほども言いましたがサスティナビリティグループは業務の幅が広いです。都市計画グループは都市計画というベースがあり、わかりやすい。でも、大学でエネルギーと生物多様性と木材活用を同時に学んだ人はいないはずで、なかなか専門性は判断が難しいです。理系のスキルは必要ですが、やっぱり社会のさまざまなモノごとに関心があって、チャレンジ精神が旺盛で、いろんなことにアンテナが張れる人がいいと思います。行政の人、企業の人、地域のおじいちゃん…、といろんな立場の方々の考えていることを想像できる人ならなおいいですね。

同じ思いを共有する人と仕事をする。
それが楽しい。

川西市の低炭素まちづくり計画をお手伝いさせていただきました。市街地チームが担当していたのですが、環境のことも考慮したいということでうちのチームが参加しました。新しく法律ができたばかりのころですから、平成24年頃ですね。全国で最初の取り組みでした。まず計画を作り、行政側で手続き条例をつくり、その後に運用基準を作って、民間事業者が新たに建てる建築物を誘導していく取り組みです。

行政とは基本的に1年毎の契約ですが、継続的に10年近く関わっています。やっぱり計画を作って終わりじゃなくてまちができていく過程、まちの育成を見ているのがすごくうれしく、私の中ではとても印象に残っている仕事です。

まちづくりは、よりよい社会にしていきたいと思っている人たちが一体となって、同じベクトルに向かって取り組める楽しさがあります。10年後20年後、どんな社会であってほしいのかを思い描きながら、地域の方や行政の方、企業の方といっしょにチャレンジを続ける現場ではあります。それがこの仕事の面白さだと思います。

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