Message 採用メッセージ

不易流行先達の本質的な考え方を受け継ぐ伝統と、複雑化する社会課題に挑む革新と

アルパックは、高度経済成長期まっただなかの大きく社会が変わっていく節目の1967年に設立された会社です。日本の総人口が1億人を超え、急速に経済が成長する一方、深刻な公害が社会課題となっていた時代に、より良い地域社会の実現を目指してアルパックは設立されました。
それから約60年が経ち、世界・日本・地域が抱える社会課題はさらに複雑化しました。世界でも類を見ない超高齢社会の先頭を走る日本が手本にできる国や解決策は海外には少なくなり、私たちを取り巻く予測不能で不確実性に富んだ環境は、さまざまな社会課題が複雑に絡み合い、より創造的、科学的、地域的、そして総合的なアプローチが必要になっています。
これに応えるため、アルパックは個々の専門領域を大切にしながらも、プロジェクトに応じて臨機応変に所員及び所内外の専門家の方々とコラボレーションを行える組織の形に進化してきました。
「持続可能な地域づくりに貢献する」という社会的使命(ミッション)を共有しながら、創設以来の、性別、年齢、国籍、文化的背景、経験、スキルなど、多様な人材で構成されたダイバーシティのある組織として、さまざまな専門分野、バックボーンを持つ人たちが化学反応を起こしイノベーションを生み出すアソシエイトであること。これがアルパックの目指す姿です。

変幻自在なアメーバ組織で複合的な社会課題を解決

自律分散変幻自在なアメーバ組織で、
それぞれが主体的・自律的に取り組む

当社にはそれぞれに専門性を有するグループ・チームが複数ありますが、時代とともに変化をしてきました。社会課題・社会経済情勢の変化もその一因ですが、所員が自律的に知の探索と深化を行う組織文化によるところも大きいです。個々人が認識する社会・地域・組織への問題意識が変わることで、組織のあり様も柔軟に変えていく必要があります。また、グループ・チーム単体ではなく、その時の社会課題やプロジェクトに応じて組織を越えてプロジェクトチームを組成し、社外の学識経験者、専門家、実践者、企業、地域団体などとも連携しながら、課題の解消策や新たな未来を探っていきます。そのため所内の組織のあり様も非常に流動的です。調査・分析や政策提言・計画策定などのいわゆる川上分野と言われる領域から、社会実装や地域開発、再開発事業、建築設計などのいわゆる川下分野と言われる領域まで、持続可能な地域づくりの一部だけではなく一気通貫して関わることができるのは、この柔軟な組織形態で、お互いの顔が見える規模の会社のメリットだと考えています。
このような組織だからこそ、アルパックは所員一人ひとりが自律的に考え、悩み、行動し、プロジェクトやさまざまな活動を通してそれぞれの目指す専門性と総合性を確立していきます。地域密着型の幅広い症状に対応するまちづくりの「町医者」タイプの人材もいれば、特定分野の手術の腕を生かして全国を飛び回る「専門医」タイプの人材もいるのが私たちの特徴です。専門分野も、仕事の進め方も、まちづくりへのアプローチの方法も異なるエキスパートが集まる組織なので、時には意見が食い違い、議論が白熱することもあります。熟議には時間がかかりますが、それもアルパックという会社の個性であり、利他の心をもってそれぞれの裁量と自由を尊重する組織風土を、私たちは大切にしています。

承志伝灯お互いに学びあいながら、まちづくりへの熱い想いのたすきを未来につなぎたい

現在、アルパックでは30代、40代の中堅層が新たな社会課題や領域に挑戦し、個人・チーム・組織の成長を加速できる環境と制度づくりに取り組んでいます。もともと若手のうちから裁量が大きく、人材登用にも注力してきた組織ではありますが、今改めて力を注いでいるのはこの複雑化する社会の未来を託せる人材を共に学びあいながら育てたいと考えるからです。
まちづくりは、短い距離を全速力で駆け抜ける短距離走ではなく、何人ものランナーがたすきをつなぐ駅伝のようなもの。60年という歴史の中で先輩たちが様々さまざまな地域の方々とつくり上げてきたまちづくりへの思いと信頼関係を受け取り、時代の変化に応じて見直し、新たな視点や活動・事業・空間・環境を加えながら、また次の世代に引き継ぐのが今のマネージャー層の役割です。関わる誰かが途中で倒れないよう、まちづくり、そして信頼の積み重ねという営みを途絶えさせないよう、次のたすきを渡せる人材を、お互いに学びあいながら育てていきたいと考えています。

問道探究自分の信念を持って、
社会に問いを立て続けられる人と出会いたい

アルパックの所員は自分がスターになるのではなく、黒子・参謀に徹しなさいと教えられてきました。地域に関わる人たちとともに考え、汗をかきながら、その地域の人たちをスターにしていくことで、社会課題の解決と持続可能な地域づくりの実現を目指す。それは非常に難しくもあり、やりがいのある仕事です。
今後、ますます地域社会の課題は複雑になっていくでしょう。それに対して自分の信念を持ち、アルパックの先輩方が築いた歴史や実績、ネットワークをうまく生かしながら、直ぐには答えがないものに問いを立て続け、挑み続ける気概のある方の参画をお待ちしています。