アルパックを選んだ理由
飄々として実は熱く、
仕事もできる先輩たちに魅せられて
都市再生・マネジメントグループ
竹中 健起さん/2022年入社
飄々として実は熱く、
仕事もできる先輩たちに魅せられて
大学院の時に当社の手がけるプロジェクトに参加する機会があり、一緒にまちづくりのビジョン策定を行ったことが入社のきっかけになりました。その時の先輩方の仕事ぶりが非常に興味深くて。地域の方々とフランクに話しているなと思っていたら、その一方で課題の抽出やビジョンづくりなど、やるべきことが着々と進んでいる。これはすごいと率直に思いました。そこから興味が湧き、もうちょっと実情を知りたいと思ってインターンシップにも参加したんです。その初日に、終業時間後で帰ろうと思った矢先、急遽会議に誘ってもらい、えらい急だなとは思いつつも、実際に繰り広げられる熱い議論に触れ、この会社は面白そうだと思い、選考に臨むことを決めました。
まちにはひとがいて、
そこにはそれぞれのドラマがある
私はこれまで、都市計画マスタープランや景観計画など、都市計画分野の行政計画策定支援や、官民連携でのエリア再生に向けたプランニング、エリアマネジメント等、様々なプロジェクトを担当しています。その一つが、人口減少・少子高齢化などの従来的な変化と、大企業移転や観光化などによる急激な変化が同時に進む都市のプランニングです。従来的な変化が進む一方、人口増加や土地利用変化、交通渋滞など新たな課題も顕在化し、複雑に絡み合っています。また、別の都市では、観光地に暮らす地域住民の生活を守りつつ、地域住民・観光客双方にとっての魅力資源である歴史的建造物を保全・活用しながらエリア全体の価値をどう向上させるか、という課題と向き合っています。行政・民間から依頼を受け、地域の人と連携しながらプランニング、コーディネートといったスキルを生かしてまちづくりを実践、推進するのが私の仕事です。しかし、“地域の人”といってもそれぞれ立場が異なり、個々に言い分があります。そんな人たちの声に耳を傾け、人間模様に向き合いながら解決策を探るのが、この仕事の難しさであり、面白さだと思います。
やりたい人が、
やりたいことに取り組める環境がある
アルパックの先輩は、社会のためになることなら、定められた業務+αの取り組みも厭わない人ばかり。自分のスタンス次第で、やりたいことを突き詰められる環境があると思っています。先日、会社の研修で定年退職されたOBにお話を聞く機会があり、「都市計画コンサルタントは、市民の声、思い、ニーズを汲み取り、それを都市空間に具現化する営みである」と、さらっと口にされていたのですが、これは含蓄のある言葉だと思いました。まだまだ足元にも及びませんが、私もそのような姿を目指していきたいと思います。
平日は忙しく、働いていて放電する日々なので、休日はゆっくり充電しています。本を読んだり、ランニングや筋トレしたり、銭湯やサウナに行ったり…、結局は動いていますね(笑)。
都市再生・マネジメントグループ
吉岡 志穂さん/2023年入社
インターンシップ初日から即現場。
それが魅力的だった
私は生まれも育ちも大阪で、大学でも関西をフィールドに都市計画について勉強していました。川沿いのまちで育ったので水辺空間には特に興味があり、パブリックスペースを整備することでひとやまちがどう変わるのかなどを研究していたんです。そんな時に大学から紹介されたインターンシップで当社を知り、自分の興味のあることと近いな、面白そうだなと思って参加を決めました。
驚いたのは、初日のレクリエーションもそこそこに現場での会議に連れていかれたことです(笑)。上司と一緒に現地に行き、そこにいるのが当然かのように商店主のみなさんの話を聞きました。私にとってこの体験は本当に衝撃的で、デスクワークだけじゃなく現場に行けるんだ!とすごく興味を持ちました。学部卒で当社の選考に臨もうかとも考えましたが、インターンシップを通じ、もっと専門性を高めたいという思いが芽生え、大学院へ。私はこの間もアルパックでアルバイトを続けており、そこで感じたフラットな空気感が自分に合うと思ったことも入社動機になりました。
まちに出て、
地域の声を聞くからわかることがある
現在はインターンシップでお世話になった上司のもとで、都市再生・マネジメントグループのコンサルタントとして働いています。当グループは駅前や都市の中心部といった市街地をフィールドに、官民連携によるエリア再生、エリアマネジメント、社会実験などを通じて地域の価値を高めることを目指しています。ビジョンや構想プランニングから施設整備、再開発までをトータルにプロデュースしており、私は奈良県のとある公民館の跡地を担当しています。現在は暫定的に広場になっている場所をどう整備するのがいいのか、ワークショップを通じて地域の声を聞きながら進めているのですが、子育て中のママさんや地域在住の画家の方など、想像以上にいろいろな声が集まることに驚いています。ただ難しいのは、まちは生き物なので今はこの方法がいいと思っても未来の正解は違うかもしれないということ。これが絶対という答えがないのがこの仕事の難しさであり、面白さだと感じています。
上流から携わり、
社内を横断する連携力で答えを出せる
当社で働く醍醐味は、計画だけ、設計だけなど細分化された業務にとどまらず、入口から出口まですべてに携われることです。また、アルパックは社内に複数の専門グループが存在しているため、連携しながら課題解決できるのも魅力。私は3年目になって業務全体を動かす役割も任されるようになりました。知識が足りないと感じることもありますが、今後は自ら問いを立て、その解決策の立案、実践でも力を発揮できるコンサルタントになりたい。そして、地域それぞれの最適解を見つけたいと思っています。いろいろな地域の多彩な課題に処方箋を出せる町医者的なコンサルタントか、それとも一つの地域に根ざすスペシャリストか。経験を積みながら自分に合う未来を選びたいですね。
毎日オフィスに出社する仕事ではないので忙しい時もありますが、私は好きなアーティストのライブに出掛けてリフレッシュしています。まあ、でも、まちと向き合う仕事なので、どこに行ってもまちを見てしまう…という職業病は否めません。
地域産業イノベーショングループ
⼭⼝ 泰⽣さん/2022年入社
地元企業を盛り立て、
まちの活性化につなげたい
大学で住居設計を学んだもののあまりしっくりこず、大学院でまちづくりの研究室に入ったことが、今の仕事につながりました。住まいという小さな視点よりも都市として全体像をとらえる方が自分に合っていましたし、ボランティアサークルで地域のお祭りを手伝ったり、子ども向けのワークショップを開いたりするのが楽しかったんです。就職活動ではまちづくりを軸に企業を見比べ、アルパックと出会いました。いいなと思ったのは、現在も所属する地域産業イノベーショングループがあったこと。私は地域活性化には地元の中小企業を盛り立て、雇用を生み出すことが重要だと考えていたので、まさにそれに携われる当社を選びました。あとは転勤がなく、ずっと関西で働けることも入社の後押しになりました。
足掛け3年。
自分のアイデアがまちを変える喜びを実感
私は現在、オープンカンパニーを通じて高校生や大学生、さらにはより幼い子どもたちにも地域企業を身近に感じてもらい、未来の雇用につなげていこうという取り組みを進めています。このプロジェクトは入社2年目から携わり、今年で4年目になりました。参加企業さんが主体となり、企業の工場見学やワークショップ等を通じて、まちの魅力を伝えているのですが、年々来場者が増えており、なかにはリピーターの方も。小学生の作文コンクールで大賞を受賞した子のテーマがオープンカンパニーだったり、このプロジェクトから、各企業の雇用につながったり、徐々に成果が表れているのがうれしいです。最近は副次的な効果もあり、オープンカンパニーがきっかけで地元企業同士の絆が生まれ、以前は地域外の業者に依頼していた工事を地元企業に変えたという話も聞きました。
若手の頃から裁量権を与えられ、
専門家として活躍できる
当社では1人が10案件ほどを動かすので、プロジェクトごとに何がポイントなのかを早く的確にキャッチアップすることが必要です。知識や経験もさることながら、ひとやまちに興味をもって向き合う姿勢、地域との関係づくり、調整力が問われます。私も入社したての頃は先輩方の仕事スピード、例えば顧客の言わんとすることを瞬時に理解し論点を整理する力や、企画書や資料作成能力の高さに圧倒されていましたが、4年目となり、徐々にですが、レベルアップしているのかなと思っています。新人にも裁量を与え、やりたいことをやらせてくれ、一人ひとりがそれぞれの専門性を生かして活躍できるのがアルパック。例えば弁護士法人って、各分野のエキスパートがいるじゃないですか。当社も同じ。名指しで仕事を依頼されることも多いため、私も「次も山口さんで」といわれる人材を目指したいと思っています。
担当案件の進捗を見ながら自分で休みをコントロールできる環境です。さすがに1カ月丸々休むことはないですが、時期によっては、1週間の連休は可能じゃないかな。ただ、旅行に行っても、観光地で「これ参考にできるかも」なんて、つい仕事のことを考えてしまうんですよね。
生活デザイングループ
⽵内 和⺒さん/2017年入社
建物よりひとの暮らしに興味があると気づき、この道へ
「匠のリフォーム」で一世を風靡した某TV番組の影響で建築に興味を持ち、建築学科に進みました。しかし、最初の授業で与えられた課題がポストモダニズムの巨匠先生の作品のドローイング模写…その違和感が、自分は建物よりもその中の暮らしに興味があるのだと気づくきっかけでした。当社のことを知ったのは卒業設計展で未来について語っていたときです。アルパックっていう会社があるよ、と聞き調べてみると、創業者が大学OBであることがわかりました。私は頭を下げる努力ができず、アルパック一択の就職活動でした。正直、どうせ入ってみないとわからないし、と思っていたところもあります。
社会が良くなる未来を見据え、
その実現を目指すのがコンサルタント
入社後は生活デザイングループに所属し、住宅政策やコミュニティ政策などを専門とする部署で空き家やマンションに関する調査・検討、公営住宅の建替え検討等に携わっています。1つとして、高経年団地の再生に関する案件を紹介します。発注仕様は建替えに関する意向確認アンケートだったのですが、行政発注なのに対象は分譲だし…、建替えは簡単ではなさそうだし…と、仕様のままだと未来に繋がらないことが見えてきて、仕様の再構築から仕事が始まりました。結果として、いまも未来に向けた検討が続いているので、よかったなと思っています。
都市計画コンサルタントを名乗るなら、仕様書にこう書いてあるから…と思考停止するのではなく、社会がいい方向に進む道を選ばなくてはならないと思います。「官民連携」「ウォーカブル」「空き家活用」などなど・・流行り言葉に踊らされると、本質を見失うぞ、と抗いながら日々働いています(笑)。
素直ないい子じゃなくていい。
自分の正義を貫く人と働きたい
この仕事は受注産業なので来た仕事に挑み、やり遂げるしかありません。自分に知識や経験が足りなかったとしてもやるしかないので、ここでは書けないような気合と根性でとにかくやる!という生活をつい2~3年前まで続けていました。そんな働き方をがむしゃらに継続していたら、ピースが埋まるように穴だらけだった道がいつの間にか整地され、自信をもって仕事ができるようになっていました。仕事への向き合い方は人それぞれだと思いますが、これから入社する人に期待するのは自分の軸を持ち、これがやりたいと言えることです。無い軸を他人が生やすことは簡単ではないです。間違っていても、できる可能性が低くても「やりたい」と言える信念の強度が強い人、胆力のある人と働きたいです。あえて喧嘩する必要はないですが、行政と対等に議論できなければいい政策を生み出し、現実に落とし込むことはできません。アルパックには自分の軸を持つ(癖だらけの)百戦錬磨の人材がたくさんいて、こうした先輩たちから学べることはとても多いと思います。
0歳児と暮らしているので、現在は自宅でも身を粉にしています。僕に一人の時間をください(笑)。
建築プランニング・デザイングループ
塗師木 伸介さん/2015年入社
専門性を越えて人と関わり、
スケールを横断する建築に携わる
建築プランニング・デザイングループは詳細な建築設計だけでなく、設計の前段階の計画からエリアの計画まで幅広く携わるチームです。広いものから細かいものまでスケールを横断して取り組めるのが魅力で、私はここに惹かれて入社を決めました。大学で人々が集まって住まう環境を専門とする研究室にいた時、まちを良い方向に導くには建物を良いものにするだけではだめで、そこに住む人の活動や生業、周辺環境にもアプローチする必要があると学び、それができるアルパックを選びました。現在は6つのプロジェクトを担当し、幼児施設の設計や、団地のデザインガイドライン作成などを主導で動かしています。例えば、以前に携わったニュータウンの団地の建替えを検討する業務では自社内の生活デザイングループと連携して人口動向や社会動向を踏まえた上で建て替えのマスタープランと配置計画案を作成。竣工から60年が経過する団地が持つ魅力を生かしながら、事業的にも成り立つ最適解を模索しました。
仕事範囲は川上から川下まで。
だから新たな視点が養える
入社5年目くらいに集合住宅を設計するプロジェクトに携わりました。スケジュール管理から協力してくれる外部の専門家(構造、設備、照明、木材調達等)との調整、計画をまとめていく役割を一人で担い、これが自信につながりました。アルパックは少数精鋭企業なので任せてもらえることが多く、大手企業であれば別の部署が担うような現場監理業務もすべて経験できます。苦労することもありますが、川上から川下まであらゆることに携われ、社内外の専門分野が異なる人と一緒にゴールを目指せるからこそ学べることがあると感じています。今後も多くの人と関わりながら、アルパックならではのスケールを横断する業務で経験を積み、細かいスケールと広いスケール両方の視点を併せ持つ専門家として、より良いまち、より良い空間をつくっていきたいと思います。
想いがあってこその技術。
強い意思を持つ人と仕事がしたい
私が一緒に働きたいと思うのは、まちを良くしたいとか、より良い空間をつくりたいとか、意思をもって仕事に取り組める人です。確かに技術力も必要ですが、どれだけ強い想いがあるかの方が重要だと思っています。想いを実現するためにあるのが技術ですから、まずは熱い想いを持つ人に来てほしい。この仕事は基本的に大変というか(笑)、面倒なこともたくさんありますから、あきらめようと思えば簡単にあきらめられてしまいます。でも、そこを踏ん張り、折れない心でやり切れるか。そのカギを握るのが想い。強い意思を持つ人はどんな困難も乗り越えられると信じています。
当社には特別休暇制度があり、勤続5年で1週間、10年で2週間の長期休暇を取ることができます。私は最近、夏季休暇に1週間の休暇を加えて北欧旅行に行きました。海外のまちを見るのが好きなので、リフレッシュしつつ海外の建築からヒントをもらいました。