レターズアルパック209号

関西文化学術研究都市への想い愛するふるさとのために持続可能なまちづくりを

執筆者;名誉会長/三輪泰司

学研アーカイブ完成

 「学研アーカイブ」整理作業が終わりました。3月22日、国立国会図書館関西館で、同図書館への寄贈契約調印が行われました。
 1977年に始まった関西文化学術研究都市の構想から推進への「記録」を整理し、次世代のために伝承することは、私たちの責任であり、特権でもありました。去り行く「伝承者」は、初動期の資料に未来へのメッセージを埋め込んでいます。「重要文献」と特記した資料です。
 その1つは、1980年9月、山城青年会議所主催「明るい豊かな地域づくりと関西学術研究都市構想・シンポジウム」の記録です。もう1つは、用途規制を決めた資料です。いわゆる2・4・6方式と称し、大土地所有者に住宅地開発と引き換えに、研究施設のための用地提供を指定した文書です。
 関西学研都市は、東の筑波と並ぶイノベーションセンターですが、特長は、居住との一体性と、12ものクラスターから構成されていることです。
 関西学研都市30年。由緒ある相楽・木津、綴喜・田辺、奈良、生駒等々、大阪・京都から風が吹き込み、ここをふるさととする人びとが育つことを想像していました。都市形成への規範を用意しました。そうなってきました。“ジモト”に根を下ろし、信頼を培ってきた世代が主役になって、地域に根差した都市づくりへ踏み出してきました。想いを共にする「けいはんな都市クラブ」の歩みは20年を超えました。
 暮らしの息吹あふれる「ダウンタウン」と研究施設群を中心とするアップタウンを結ぶ、活発な域内交通が走り廻る様子を想像しています。


調印する後藤邦夫先生/後は資料の一部

レターズアルパック209号・目次

2018年5月発行

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