レターズアルパック208号

築港で大阪府内の教職員を対象にまちあるき・意見交換会の実証実験を実施しました。

執筆者;建築プランニング・デザイングループ/増見康平

 大阪市の委託業務で、学校教育への建築体験プログラム導入可能性を模索・検討しています。
 建築体験プログラムは、建築体験を通して学習促進、自分の住むまちの愛着の醸成、単純に建築に興味を持ってもらうといったことを目的とする取り組みです。具体的な活動内容としては、模型作りや左官体験などの創作活動や、まちあるき後にワークショップを行うものなどがあります。学校への導入前に、教職員の方にこのようなプログラムを実験的に体験してもらい、ご意見をいただきました。


天満屋ビル

 教職員は、まちあるきを通じて、建築単体の魅力のみだけではなく、まちの歴史や、その建築が建った意味などに興味関心を持ち、建築を体験するということが地域学習や、まちの愛着の醸成につながることを実感したようです。意見交換会では、教職員から「建築体験の取組みを学校で実施してみたい」という回答をいただけました。しかしその一方で、学校のカリキュラムへの対応や、準備時間、安全管理における人員の確保など、多くの課題が挙がりました。
 学校教育への建築体験プログラム導入実現のためには、今回の実証実験に寄せられた教職員の意見から、学校で建築体験プログラムを実験的に実施すること、そこから得られた建築体験プログラムがこどもにもたらす効果をていねいに周知していくことなどの活動を一つ一つ積み重ねていくことが大切だと感じました。


商船三井築港ビル

レターズアルパック208号・目次

2018年3月発行

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